寂しさの2日目

息子がもう家にいないのだなという感覚が、少し身体に入ってきたというか、まだ受け入れられてないし受け入れてないけど、少しは諦めの方を向いてきてるような気もする。

そして昨日も考えてたこと‥

もし今、これから急に息子が「やっぱり家に戻るわ、家から学校に通うわ」と言ったとして、戻ってきたとしても、私のこの寂しさは戻らないような気がどこかでしている。

やっぱりすごく嬉しくて、めちゃくちゃ嬉しくて、そばで息子のその顔や表情を見れること、彼の感じる感情を感じれることに安心や喜びを感じるのだろうけど、どこか一方で、もう戻れない何か?その寂しさは戻らないというような感じもあって。

もしかしてそれは、この先息子が戻ることがあっても、もう息子にとって私は必要ない、私がいなくても生きていける、そんなところからくる寂しさなのかな。

そしてそれは大学生活のために家を出るという形を通してはっきり形になったことで、突きつけられて私は寂しいのかな、と。

  

寂しさの理由を突き詰めても仕方ないという話も聞く。確かにそうとも思う。

では、寂しさを感じている時、どんな風に過ごし、超えていけばいいのだろう?

そもそも私が考えてしまうこの思考が、寂しさを“寂しくないんだ”と変えようとする思考なら、寂しさを悪いもの、避けようとしているのかもしれなくて、それは違う(健全でない)気もするんだけど。

寂しさを“仕方ないじゃない”と思おうとしている?“〇〇だから寂しくなるんだよ”と納得させようとしている?、、ならそれも健全じゃない気がするけど、それなら寂しさはどう扱えばいいの?何にもする気にならない、堕落して、このままもう動けなくなってしまうんじゃないかって、そう思うと怖い。(←これ、まだ本当?の答えではないね‥

  

息子がいなくなったら(←だからこれが違うんだよね!離れる=いなくなる、ではないのよ、私)何もする気が起きない‥息子がいない家で私は何をすればいいの?という気持ち。

だけど。

じゃあ息子が今まで家にいて、それで私は取り立ててこれといったことをしてたっけ?何ならこれ!というものを持ってた?見つけてさえなかったんじゃない?

今までと同じようにダラダラ、楽しめてもないで時間だけが過ぎていくようにゲームをして過ごしていくの?そうやって生きて行くの?生きてる時間、そんな風にそれに使うの?

私は何をしたいんだろう?

何をすれば私が凛とした気持ちになって生き生きと生きられるだろう?

  

そんなことを思っていたら、リビングにいるらしい元夫の物音を聞いて、あぁ顔を合わせたくないなと感じて、、何となく“あんたのせいでこうなっちゃったじゃない!”そんなことを言い出しそうな自分の感情を感じた気がした。(自分でもなんだそりゃ?って感じなんだけど‥

そうしたら何だかふと思った。

息子がいなくなったから寂しくなったのではなくて、(ある意味そうだけど、

私はもともとこの寂しさを持っていて、持て余していて、息子がいる時はその存在に癒してもらってだけど、いなくなったから例えるなら息子で隠していた私の寂しさが露見している状態になった、ということなのかも。

  

息子がいるから、いないからではなく、(それとはまた別に)

私はもともと寂しかったんだ。

そうか、私はずっと心に寂しさを抱えてきて、

寂しさを握りしめていて、

  

だからかな、そんな“寂しさ”に共鳴して、そんな人を好きになったり気になったりしてたのかな

  

思ってもみない進み方で、一つたどり着いたのかも。

幼い頃の私?私の中にいる感情?救い出したい思い、救われたいと切望しているその感情に。

まだ出会えた感覚はない気がするけど、そこなのかもというところに導かれた気がする。

私はもともと寂しかったんだ。

それを息子が埋めたり癒してくれてたんだ‥

申し訳なさを改めて大きく感じるとともに、本当に有難う、いっぱいいっぱい与えてくれて、受け止めてくれて。心からの感謝を。

  

寂しいけど。

今は本当に本当に心底寂しいけど。

いつか、この状況を、

息子が育ち、家を出ていってることを、

息子がもう、親の庇護から出て自分で生きていく方向に向かっていることを、

寂しさはあるけど、これが普通なんだなと、今とは違うような喜びや幸せを感じる日がくるのかな。

  

今何よりも思うこと、感じているのは、

寂しいんだけど、この波動でずっといたくはないってこと。

辛いから、っていうのは大きいんだと思うけど。

それとは別に『輝きたい』『いきいきと呼吸をして生きたい』っていう感覚もある気がする。

  

1460日計画。

2日目は、私はもともと寂しかった。寂しがってたんだって知った(気がする)。

投稿者プロフィール

心理カウンセラー 斎藤朝海
心理カウンセラーで作家の根本裕幸さんのお弟子です。
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