忘れない “あなたはどう?”

  

私と父との会話は『オレはこうだ!』『オレはこう思ってるんだ!』で、

“あなたはどう?”がなかった。

 

父の圧が怖くて、“私はこうなの”が言えなかったし、

早くから“私はどう”なのかなんて、考えることも感じることもなくなった。

 

そしてそのまま“私はどうなのか?”を放棄して大人になった。

 

子どもが生まれて、

私はあんなに辛かった親からの圧を、

同じように子どもに向けてしまっていた。

 

ある日子どもが目に涙を浮かべながら、

その涙を目に堪えながら、私に、

 

「自分の言いたいことが言えるように、“あなたはどうしたいの?”って聞いて欲しい」

 

って、そう伝えてくれた。

 

今思い出しても、よく言ってくれたなって

よく言葉にしてくれたなって

 

どれほどの思いで言ってくれたことか

これまでどんな思いでいたことか

 

忘れられない日

忘れたくないこと

 

#5/7.2023のメモ

#1460日計画

 

 

投稿者プロフィール

心理カウンセラー 斎藤朝海
心理カウンセラーで作家の根本裕幸さんのお弟子です。
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