自分に向けた刃の分だけ、人に向けるんだなぁと改めて反省した今朝。
バイト先で小学生が漢字がわからないと私に質問してきた。宿題をする時間だ。
私は意地が悪いのかも知れないけど、基本的に答えは教えない。偉そうかも知れないけど、ヒントや考え方、わからないところを聞いて伝える。
声をかけてきた子のプリントを見てドキッとした。え?!一瞬答えがわからなかったのだ。
“あ、小2の漢字か、難しく考え過ぎたな”と、すぐに答えはわかったのだけど、内心ドギマギしてた。
そして、その子に答えは教えずに、その漢字の意味を伝えて「そこから漢字、浮かぶ?」と話していたら‥。
側で別の宿題をしていた子が「先生、答えわかんないの?」「え~わかんないんだ~」と言ってきた。イラッとした私は「わかるけど言わないだけ!」と、かなり強い言い方をした。
常日頃、私のキャラクター的なこともあってか、けっこう煽(あお)った言い方をしてくる子もいて、たいていは流す。その時だって、私はその漢字を知ってるし、仮に知らなかったとしたって、人にとやかく言われることでもない。
でもこの日私は家に帰ってからも「わかるけど言わないだけ!」と言ったことが、頭に残るくらいキツい言い方をした気がした。
何で、たかが漢字がわかるか否かってだけで、あんな言い方をしたんだろう?「え~わかんないんだ~」と言わせておけばよくて、別にそれで私が知ってるか否かと関係ないのに。
‥そうか、その子に言われた時。直前に一瞬、え?わからないかも!やばい、恥ずかしい!って焦ってたんだよね、私。そこを突かれたような気がしたのかな、って。
『小2の漢字がわからないなんて、私!』という私の、私へのダメ出しや責め(←ちょっとオーバーな表現だけど)。その自分に向けたダメ出しの刃(気持ち)を突かれて、突いたその子に向けちゃった、ってね。
そう思って反省した。
ごめんよ、キツい言い方をして。
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心理カウンセラーで作家の根本裕幸さんのお弟子です。
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